スキップしてメイン コンテンツに移動

Domaine de Montille
ドメーヌ・ド・モンティーユ


ドメーヌ・ド・モンティーユ
Rue du Cromin, 
21190 Meursault, France
Tel: +33 3 80 21 39 14

Vineyards
所有畑

Rouge

Clos de Vougeot Grand Cru 0.29ha
クロ・ド・ヴージョ グラン・クリュ

Corton Clos du Roi Grand Cru 0.84ha
コルトン クロ・デュ・ロワ グラン・クリュ

Vosne Romanee 1er Cru Aux ​Malconsorts 1.37ha
ヴォーヌ・ロマネ プルミエ・クリュ オー・マルコンソール

Nuits-St-Georges 1er Cru Aux ​Thorey 0.73ha
ニュイ・サン・ジョルジュ プルミエ・クリュ トレ

Pommard 1er Cru Rugiens 1.02ha
ポマール プルミエ・クリュ リュジアン

Pommard 1er Cru Pezerolles 1.36ha
ポマール プルミエ・クリュ ペズロール

Pommard 1er Cru Les Grands​ Epenots 0.23ha
ポマール プルミエ・クリュ レ・グラン・ゼプノ

Volnay 1er Cru Taillepieds 1.51ha
ヴォルネイ プルミエ・クリュ タイユピエ

Volnay 1er Cru Champans 0.96ha
ヴォルネイ プルミエ・クリュ シャンパン

Volnay 1er Cru Mitans 0.73ha
ヴォルネイ プルミエ・クリュ ミタン

Volnay 1er Cru Carelle 0.20ha
ヴォルネイ プルミエ・クリュ カレル

Volnay 1er Cru Brouillards 0.37ha
ヴォルネイ プルミエ・クリュ ブルイヤール 

Beaune 1er Cru Greves 1.26ha
ボーヌ プルミエ・クリュ グレーヴ

Beaune 1er Cru Perrieres 0.64ha
ボーヌ プルミエ・クリュ ペリエール

Beaune 1er Cru Sizies 1.62ha
ボーヌ プルミエ・クリュ シジー

Nuits-St-Georges St-Julien 0.58ha
ニュイ・サン・ジョルジュ サン・ジュリアン

Pommard Les Cras 0.61ha
ポマール レ・クラ



Blanc

Corton Charlemagne Grand Cru 1.04ha
コルトン・シャルルマーニュ グラン・クリュ
Corton Les Pougets
コルトン レ・プジェ

Chevalier-Montrachet Grand Cru ​ 0.25ha
シュヴァリエ・モンラッシェ グラン・クリュ

Puligny-Montrachet 1er Cru ​Les Caillerets 0.85ha
ピュリニー・モンラッシェ プルミエ・クリュ レ・カイユレ

Beaune 1er Cru Les Aigrots 0.44ha
ボーヌ プルミエ・クリュ レ・ゼグロ

Meursault 1er Cru Perrieres ​0.45ha
ムルソー プルミエ・クリュ ペリエール

Meursault Les Narvaux 0.24ha
ムルソー レ・ナルヴォー


頑固な古典派から大きく脱皮 ニュイへ、ピュリニーへと拡大した大ドメーヌ
ヴォルネイのドメーヌ・ド・モンティーユといえば、古典的ワインの銘醸家として名の知れたドメーヌ。
映画「モンドヴィーノ」でも主役級で取り上げられたので、ご記憶の方も多いに違いない。
先代のユベールはディジョンでの弁護士が本業。というのも1947年にドメーヌを相続した時、ブドウ畑の面積はわずか3haしかなかった。
その後、息子のエティエンヌとともにブドウ畑を拡張し、1990年代には7haを超えるまでに広がった。
このエティエンヌもパリのクーパース&ライブランド(現プライスウォーターハウス・クーパース)の会計士として働いていたが、2001年にブルゴーニュに戻り、シャトー・ド・ピュリニー・モンラッシェの経営に就くと同時に、ドメーヌ・ド・モンティーユの当主となった。
もっともエティエンヌ自身は1983年からドメーヌのワイン造りに関与しており、1995年には実質的にドメーヌの主導権を握り、ブドウ栽培をビオロジックへと転換。父から子への継承は着々と進んでいたのである。
エティエンヌがフルタイムで経営にあたるようになってからというもの、ドメーヌの版図拡大は凄まじい。
1993年にはすでに、ピュリニー・モンラッシェ1級カイユレをジャン・シャルトロンから買い取っていたが、2004年にボーヌ1級エーグロ(白)、特級コルトン・クロ・デュ・ロワ、コルトン・シャルルマーニュを入手。
2005年にドメーヌ・デュジャックと共同でトマ・モワイヤールを買収し、コート・ド・ニュイにも進出した。
この時にヴォーヌ・ロマネ1級マルコンソール、ニュイ・サン・ジョルジュ1級オー・トレイ、特級クロ・ド・ヴージョをラインナップに加えている。
さらに2012年、エティエンヌが経営を任されていたシャトー・ド・ピュリニー・モンラッシェをオーナーの金融機関から買い取ってしまったのだ。
ただし、シャトーが所有していた特級モンラッシェとバタール・モンラッシェは、この買収に協力したシャトー・ラトゥールのフランソワ・ピノーに譲り、彼のドメーヌ・ドゥージェニーに加わることとなる。
白ワインのラインナップ拡充を見越して、エティエンヌはともにマイクロ・ネゴスのドゥー・モンティーユを運営していた妹のアリックスを、2006年から白ワインの醸造責任者に任命。
一方、赤ワインはエティエンヌがおもに監督するものの、全体のセラーマスターとしてアメリカ人のブライアン・シーヴが2010年に就任している。
こうしてあまりにも拡大したためヴォルネイの醸造施設では間に合わなくなり、現在は旧ロピトー・ミニョンが所有していたムルソーのセラーでワイン造りをしている。
一般にエレガントとされるヴォルネイでさえも、「いつ開くのかわからない」と言われたドメーヌ・ド・モンティーユのワインだが、今日では若いうちから香り高く、そしてタンニンもしなやかなものとなり、かつ長期熟成にも十分耐え得るスタイルへと大きく変化している。
全房を用いた醸造など、基本的にはユベール時代の様式を継承しながらも、より完熟したブドウを摘み取り、抽出の仕方や発酵温度の管理をより綿密に行うことで、現在のスタイルを築いた。
ムルソーのジャン・マルク・ルーロの元妻であるアリックスが手がける白ワインも秀逸。
シャトー・ド・ピュリニー・モンラッシェ所有のクリマがアリックスの手を経て、どのようなワインとなるのかも楽しみである。
~インポーター資料より~