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ラヴァル博士( Dr. Lavalle)の
格付けについて


ブルゴーニュワインガイドでは現行のAOCの格付けとは別にラヴァル博士の格付けも併記しています。
当たり前のように書いてしまっている、ラヴァル博士とはそもそも何者か?!


1935年にAOC(原産地統制名称)法が制定される80年も前の1855年に
『コート・ドールのブドウ畑とグラン・ヴァンの歴史および統計
(Histoire et Statistique de la Vigne et des Grands Vins de la Cote d'Or)』
なる本を書き、コート・ドールの格付けの基礎を作った方なのです。

実際一個人が書いた格付けだったものが1861年にはボーヌ農業委員会から正式に認められ、1935年の格付けにつながったようです。

ジャッキー・リゴーさんやジャスパー・モリスさんなど多くのブルゴーニュ研究家(?)も著書の中で言及しています。

1855年の当時の格付けと今の格付けが全く同じというわけではないけれど今のグラン・クリュとプルミエ・クリュが当時は評価されていないうことはほとんどない。
ただ微妙な違い(結構違うのもある)を見ていくと新たな発見が見えてくるかもしれません。

例えばバタール・モンラッシェは1級畑なのにムルソー ペリエールは特級畑だったり、ボーヌ グレーヴは 特級畑なのにポマール リュジアンは1級畑だったりとコート・ド・ニュイに比べると今と評価が変わってきているかもしれませんね。特にシャサーニュ村が赤ワインの産地として評価が高かったこともあり、サントネ村の評価が高いのも面白い。



ラヴァル博士の格付け

Tete de Cuvee
特級畑

Hors Ligne 
準特級畑

1er Cruvee  
一級畑

2eme Cuvee
2級畑

3eme Cuvee
3級畑

4eme Cuvee
4級畑


今の格付けで考えると、、
Tete CuveeとHors Ligneが上位の特級畑、1er Cuveeが平均的(?)な特級畑や上位のプルミエ・クリュ、2級畑はTete Cuveeに近いと特級畑もしくは平均的なプルミエ・クリュ、3~4級畑は平均から下位のプルミエ・クリュといった感じでしょうか?


畑を見る時の参考にしていただけたらと、、




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