日本で知名度があるのは千沙さんが98年に嫁いだことこともあるが、その以前から評価の高かったドメーヌ。
Simon Bize
12 Rue Chanoine Donin,
12 Rue Chanoine Donin,
21420 Savigny-lès-Beaune, France
TEL: +33 3 80 21 50 57
TEL: +33 3 80 21 50 57
所有畑
Rouge
Latricieres Chambertin Grand Cru 0.40ha
ラトリシエール・シャンベルタン グラン・クリュ
投資家グループが所有する畑をビーズ家が栽培醸造。95年が初ヴィンテージ。毎年、収穫の3分の1を地代としてオーナーに物納するという。いわずもがなのジュヴレ・シャンベルタンの特級畑であり、赤い果実よりもむしろカシスやミュールなど黒い果実の香りが優勢。タンニンの質もジュヴレ・シャンベルタンのそれに違いないが、やはりビーズらしいエレガンスが余韻に現れる。
~インポーター資料より~
Savigny-les-Beaune 1er Cru Serpentieres 0.35ha
サヴィニー・レ・ボーヌ プルミエ・クリュ セルパンティエール
オー・ゲットの下にある緩斜面の1級畑ながら南向き。ビーズのセルパンティエールは墓地の真横に位置する。褐色の粘土質で重く、一般的に男性的なワインを生むとされる畑だが、ビーズのこのワインは独特のエレガンスを有する。08年からビオディナミが試されている。
Savigny-les-Beaune 1er Cru Serpentieres 0.35ha
サヴィニー・レ・ボーヌ プルミエ・クリュ セルパンティエール
オー・ゲットの下にある緩斜面の1級畑ながら南向き。ビーズのセルパンティエールは墓地の真横に位置する。褐色の粘土質で重く、一般的に男性的なワインを生むとされる畑だが、ビーズのこのワインは独特のエレガンスを有する。08年からビオディナミが試されている。
Savigny-les-Beaune 1er Cru Aux Guettes 0.50ha
サヴィニー・レ・ボーヌ プルミエ・クリュ オー・ゲット
ぺルナン・ベルジュレス側の斜面上部に位置するが、粘土質の強い赤い土。しかも南向きということも奏功して、果実味がたっぷりと乗り、加えてタンニンによるストラクチャーもしっかりとした赤ワインが生み出される。素直に美味しい、サヴィニー・レ・ボーヌの赤。
~インポーター資料より~
Savigny-les-Beaune 1er Cru Les Fournaux 1.00ha
サヴィニー・レ・ボーヌ プルミエ・クリュ レ・フルノー
ヴェルジュレスの麓に位置し、サヴィニー・レ・ボーヌの1級畑では、最もアロース・コルトンに近い性格をもつ。赤い果実の中に動物的なニュアンスが感じられ、少々固めのタンニン。
~インポーター資料より~
Savigny-les-Beaune 1er Cru Les Talmettes 0.80ha
サヴィニー・レ・ボーヌ プルミエ・クリュ レ・タルメット
サヴィニー・レ・ボーヌ プルミエ・クリュ オー・ゲット
ぺルナン・ベルジュレス側の斜面上部に位置するが、粘土質の強い赤い土。しかも南向きということも奏功して、果実味がたっぷりと乗り、加えてタンニンによるストラクチャーもしっかりとした赤ワインが生み出される。素直に美味しい、サヴィニー・レ・ボーヌの赤。
~インポーター資料より~
Savigny-les-Beaune 1er Cru Les Fournaux 1.00ha
サヴィニー・レ・ボーヌ プルミエ・クリュ レ・フルノー
ヴェルジュレスの麓に位置し、サヴィニー・レ・ボーヌの1級畑では、最もアロース・コルトンに近い性格をもつ。赤い果実の中に動物的なニュアンスが感じられ、少々固めのタンニン。
~インポーター資料より~
Savigny-les-Beaune 1er Cru Les Talmettes 0.80ha
サヴィニー・レ・ボーヌ プルミエ・クリュ レ・タルメット
オー・ヴェルジュレスと地続きながら、真南を向いた強い傾斜で、面積も3ha程度しかない小さな1級畑。リッチで豊満な味わいは日当たりの良さから。加えて高い標高がピシッとまっすぐな背骨を形成する。アフターにはミネラルの余韻。完成度の高いワイン。
~インポーター資料より~
サヴィニー・レ・ボーヌ最高の1級畑であり、シモン・ビーズを代表するワイン。パトリック・ビーズの父が戦後手に入れ開墾した。よく熟した、しかし決して過熟でもなければ、煮詰めた感じも受けない、フレッシュな赤い果実の香り。張りのある豊かなボディ。心地良い酸とタンニンに支えられ、絶妙なバランスの上に立つ。
~インポーター資料より~
Savigny-les-Beaune Aux Grands Liards 1.60ha
サヴィニー・レ・ボーヌ オー・グラン・リアール
1級畑のゲットやヴェルジュレスのある丘のすそ野に位置するこの村名畑は、南向きの好条件。ビーズ家3代でそれぞれ植えた樹が育ち、魂が宿る。熟したラズベリーと赤スグリの香り、しなやかな果実味を感じさせるフルボディ。ワンランク上の村名サヴィニー・レ・ボーヌ。
~インポーター資料より~
Savigny-les-Beaune Bourgeots 3.50ha
サヴィニー・レ・ボーヌ ブルジョ
Aloxe-Corton Le Suchot 1.00
アロース・コルトン ル・スショ
Blanc
Corton-Charlemagne Grand Cru 0.22ha
コルトン・シャルルマーニュ グラン・クリュ
En Charlemagne アン・シャルルマーニ
97年が初ヴィンテージとなったシモン・ビーズのコルトン・シャルルマーニュは、ぺルナン・ヴェルジュレス側のアン・シャルルマーニュに位置する最も西向きの区画。それだけにこのドメーヌらしい、ピンと張りつめた緊張感が支配する。ピュアな酸味を覚えるミネラル。真のコルトン・シャルルマーニュとはこのようなワインを指す。
Savigny-les-Beaune Bourgeots 3.50ha
サヴィニー・レ・ボーヌ ブルジョ
Aloxe-Corton Le Suchot 1.00
アロース・コルトン ル・スショ
Blanc
Corton-Charlemagne Grand Cru 0.22ha
コルトン・シャルルマーニュ グラン・クリュ
En Charlemagne アン・シャルルマーニ
97年が初ヴィンテージとなったシモン・ビーズのコルトン・シャルルマーニュは、ぺルナン・ヴェルジュレス側のアン・シャルルマーニュに位置する最も西向きの区画。それだけにこのドメーヌらしい、ピンと張りつめた緊張感が支配する。ピュアな酸味を覚えるミネラル。真のコルトン・シャルルマーニュとはこのようなワインを指す。
~インポーター資料より~
Savigny-les-Beaune 1er Cru Aux Vergelesses Blanc 0.70ha
サヴィニー・レ・ボーヌ プルミエ・クリュ オー・ヴェルジュレス ブラン
Savigny-les-Beaune 1er Cru Aux Vergelesses Blanc 0.70ha
サヴィニー・レ・ボーヌ プルミエ・クリュ オー・ヴェルジュレス ブラン
ヴェルジュレスの中でも96年にピノ・ノワールからシャルドネへと植え替えた区画。洋梨やグレープフルーツの果実味にアカシアの蜂蜜を思わせる華やかさ。アフターに感じられるヘーゼルナッツの香ばしさにミネラルのきらめき。実にエレガントな白ワイン。
~インポーター資料より~
Savigny-les-Beaune Blanc 2.01ha
サヴィニー・レ・ボーヌ ブラン
酸とミネラルを基調としたエレガントなワインへのこだわり
サヴィニー・レ・ボーヌという比較的マイナーなアペラシオンにあって、驚くほど緻密で繊細なワインを生み出すドメーヌ・シモン・ビーズ。
ドメーヌの創設は1880年。
初代シモン・ビーズがわずかばかりのブドウ畑を耕作して始めた。
1950年に孫の3代目シモンがドメーヌを継承すると、ブドウ栽培のみならず、醸造家としての才能にも恵まれた彼は、戦後の経済復興もままならぬ中でドメーヌ元詰めを決意。
ドメーヌ・シモン・ビーズのワインは高く評価され、レストランのシェフやソムリエ、さらにワイン愛好家の間で広まっていったという。
そして1972年にドメーヌを引き継いだのが、3代目シモンの息子、パトリックである。彼はドメーヌの名声をさらに高めると同時に、ブドウ畑を大きく拡張。1995年にラトリシエール・シャンベルタン、1997年にコルトン・シャルルマーニュと、赤白ふたつのグラン・クリュを手に入れることに成功し、ドメーヌの総面積は22ヘクタールに達した。
そして1998年、パトリックは日本人女性の千砂さんと結婚。長男ユーゴ、長女ナスカというふたりの子どもにも恵まれたものの、2013年10月、61歳の若さで他界した。
以後、ドメーヌの舵取りは千砂さんと、パトリックの妹で、ヴォーヌ・ロマネのドメーヌ・ジャン・グリヴォに嫁いだマリエルに委ねられている。
ドメーヌでは2008年から、千砂さんの進言によりビオディナミ農法を採用。子育ての過程でシュタイナー教育に興味をもった千砂さんが、シュタイナーの理論が農業とも結びついていることを知り、アンヌ・クロード・ルフレーヴによるビオディナミの勉強会に出席したのがきっかけ。
パトリックに相談すると、「セルパンティエールなら試してもいい」と言われたという。
当時、セルパンティエールの畑はウィルスに冒されており、引き抜くしかなかったが、ビオディナミを実践すると畑の様子が徐々に変わってきた。ワインの質は始めてすぐに変わったという。
「2008年からワインにヴァーティカルなラインが出て、緊張感のあるワインになった」と千砂さん。
ワイン造りは今も昔も変わらない。白ワインは収穫後、ブドウをただちに圧搾し、12時間のデブルバージュ。小樽に移して発酵。クリマに応じて6∼12ヶ月の樽熟成を行う。新樽率は15∼30%と比較的少なめで、古い樽は5年ものまで使用する。
バトナージュは機械的には行わず、各樽の状態を見て判断するという。
赤ワインの醸造も古典的。基本は100%全房である。近年の例外は成熟の難しい区画のブドウを除梗した2007年と、大雨や雹に祟られ完全除梗を決断した2013年。
発酵には木桶を使い、柔らかな抽出のためピジャージュは足。その後、樽に移すが新樽率はきわめて低く、まったく新樽を使わないキュヴェも多い。
収穫翌年の1月から3月にかけてすべてのワインを瓶詰めする。
シモン・ビーズのワインの特徴は”端正”のひと言。
白はきれいな酸味が基調でミネラルに富み、赤はしなやかながらストラクチャーはしっかりしてる。いわゆる過剰なところがないのがこのドメーヌの特徴であり、料理と合わせるとじつにおいしく、その値ごろ感からもレストラン向けのワインといえるだろう。
2014年は買いブドウながら、千砂さんが欲しい欲しいと言い続けてきたコルトンの赤(リューディはルナルド)をとうとう醸造。
「天国のパトリックからプレゼントが届いた」と千砂さんは語る。また息子のユーゴは現在、ボーヌのリセ・ヴィティコールに通い、頼もしく成長している。
パトリック亡き後のドメーヌも安泰である。
~インポーター資料~
Savigny-les-Beaune Blanc 2.01ha
サヴィニー・レ・ボーヌ ブラン
酸とミネラルを基調としたエレガントなワインへのこだわり
サヴィニー・レ・ボーヌという比較的マイナーなアペラシオンにあって、驚くほど緻密で繊細なワインを生み出すドメーヌ・シモン・ビーズ。
ドメーヌの創設は1880年。
初代シモン・ビーズがわずかばかりのブドウ畑を耕作して始めた。
1950年に孫の3代目シモンがドメーヌを継承すると、ブドウ栽培のみならず、醸造家としての才能にも恵まれた彼は、戦後の経済復興もままならぬ中でドメーヌ元詰めを決意。
ドメーヌ・シモン・ビーズのワインは高く評価され、レストランのシェフやソムリエ、さらにワイン愛好家の間で広まっていったという。
そして1972年にドメーヌを引き継いだのが、3代目シモンの息子、パトリックである。彼はドメーヌの名声をさらに高めると同時に、ブドウ畑を大きく拡張。1995年にラトリシエール・シャンベルタン、1997年にコルトン・シャルルマーニュと、赤白ふたつのグラン・クリュを手に入れることに成功し、ドメーヌの総面積は22ヘクタールに達した。
そして1998年、パトリックは日本人女性の千砂さんと結婚。長男ユーゴ、長女ナスカというふたりの子どもにも恵まれたものの、2013年10月、61歳の若さで他界した。
以後、ドメーヌの舵取りは千砂さんと、パトリックの妹で、ヴォーヌ・ロマネのドメーヌ・ジャン・グリヴォに嫁いだマリエルに委ねられている。
ドメーヌでは2008年から、千砂さんの進言によりビオディナミ農法を採用。子育ての過程でシュタイナー教育に興味をもった千砂さんが、シュタイナーの理論が農業とも結びついていることを知り、アンヌ・クロード・ルフレーヴによるビオディナミの勉強会に出席したのがきっかけ。
パトリックに相談すると、「セルパンティエールなら試してもいい」と言われたという。
当時、セルパンティエールの畑はウィルスに冒されており、引き抜くしかなかったが、ビオディナミを実践すると畑の様子が徐々に変わってきた。ワインの質は始めてすぐに変わったという。
「2008年からワインにヴァーティカルなラインが出て、緊張感のあるワインになった」と千砂さん。
ワイン造りは今も昔も変わらない。白ワインは収穫後、ブドウをただちに圧搾し、12時間のデブルバージュ。小樽に移して発酵。クリマに応じて6∼12ヶ月の樽熟成を行う。新樽率は15∼30%と比較的少なめで、古い樽は5年ものまで使用する。
バトナージュは機械的には行わず、各樽の状態を見て判断するという。
赤ワインの醸造も古典的。基本は100%全房である。近年の例外は成熟の難しい区画のブドウを除梗した2007年と、大雨や雹に祟られ完全除梗を決断した2013年。
発酵には木桶を使い、柔らかな抽出のためピジャージュは足。その後、樽に移すが新樽率はきわめて低く、まったく新樽を使わないキュヴェも多い。
収穫翌年の1月から3月にかけてすべてのワインを瓶詰めする。
シモン・ビーズのワインの特徴は”端正”のひと言。
白はきれいな酸味が基調でミネラルに富み、赤はしなやかながらストラクチャーはしっかりしてる。いわゆる過剰なところがないのがこのドメーヌの特徴であり、料理と合わせるとじつにおいしく、その値ごろ感からもレストラン向けのワインといえるだろう。
2014年は買いブドウながら、千砂さんが欲しい欲しいと言い続けてきたコルトンの赤(リューディはルナルド)をとうとう醸造。
「天国のパトリックからプレゼントが届いた」と千砂さんは語る。また息子のユーゴは現在、ボーヌのリセ・ヴィティコールに通い、頼もしく成長している。
パトリック亡き後のドメーヌも安泰である。
~インポーター資料~