Chateau de Meursault
シャトー・ド・ムルソー
Rue du Moulin Foulot
21190 Meursault
Tel. +33 3 80 26 22 75
Vineyards
所有畑
Blanc
白ワイン
Corton-Vergennes Grand Cru 0.18ha
コルトン ヴェルジェンヌ グラン・クリュ
Meursault 1er Cru Perrieres 1.1ha
ムルソープルミエ・クリュ ペリエール
Meursault 1er Cru Les Charmes Dessus 3.02ha
ムルソー プルミエ・クリュ レ・シャルム・ドゥシュ
Meursault 1er Cru
ムルソー プルミエ・クリュ
Savigny-Les-Beaune 1er Cru Les Peuillets 0.42ha
サヴィニー・レ・ボーヌ プルミエ・クリュ レ・プイエ
Puligny-Montrachet 1er Cru Champ Canet 0.58ha
ピュリニー・モンラッシェ プルミエ・クリュ シャン・カネ
Puligny-Montrachet 1er Cru Champ Gain 0.31ha
ピュリニー・モンラッシェ プルミエ・クリュ シャン・ガン
Meursault Monopoly Clos des Grands Charrons
ムルソー モノポール クロ・デ・グラン・シャロン
Meursault du Chateau
ムルソー・デュ・シャトー
Meursault Le Limozin
ムルソー ル・リモザン
Meursault Les Dressoles
ムルソー レ・ドレソル
Savigny-Les-Beaune Blanc
サヴィニー・レ・ボーヌ
Beaune Beaufougets
ボーヌ ボーフジェ
Rouge
赤ワイン
Corton Grand Cru Les Marechaudes
コルトン グラン・クリュ レ・マレショード
Corton Grand Cru
コルトン グラン・クリュ
Beaune Premier Cru Blanches Fleurs 0.84ha
ボーヌ プルミエ・クリュ ブランシュ・フルール
Beaune Premier Cru Feves 0.61ha
ボーヌ プルミエ・クリュ フェ―ヴ
Beaune Premier Cru Greves 0.49ha
ボーヌ プルミエ・クリュ グレーヴ
Beaune Premier Cru Greves Les Trois Journaux
ボーヌ プルミエ・クリュ グレーヴ・レ・トロワ・ジュルノー
Beaune Premier Cru Les Cent-Vignes 1.95ha
ボーヌ プルミエ・クリュ レ・サン・ヴィーニュ
Beaune Premier Cru Teurons 0.54ha
ボーヌ プルミエ・クリュ トゥーロン
Beaune Premier Cru Toussaints 1.43ha
ボーヌ プルミエ・クリュ トゥーサン
Savigny-Les-Beaune Premier Cru Les Peuillets 1.62ha
サヴィニー・レ・ボーヌ プルミエ・クリュ レ・プイエ
Volnay Premier Cru Clos des Chenes 2.63ha
ヴォルネイ プルミエ・クリュ クロ・デ・シェーヌ
Pommard Premier Cru Clos de La Platiere 3ha
ポマール プルミエ・クリュ クロ・ド・ラ・プラティエール
Pommard Premier Cru Clos des Epenots 3.6ha
ポマール プルミエ・クリュ クロ・デ・ゼプノ
Aloxe-Corton Premier Cru Les Marechaudes 0.70ha
アロース・コルトン プルミエ・クリュ マレショード
Beaune Premier Cru
ボーヌ プルミエ・クリュ
Pommard Clos de La Platiere
ポマール クロ・ド・ラ・プラティエール
Pommard Les Petits Noizons
ポマール レ・プティ・ノワゾン
Savigny-Les-Beaune
サヴィニー・レ・ボーヌ
Beaune
ボーヌ
Aloxe-Corton
アロース・コルトン
Ladoix Les Chaillots
ラドワ レ・シャリオ
ボーヌの街から南に8km下るとグランクリュ街道沿いに見えてくるのがシャトー・ド・ムルソーである。以前は「建物こそ立派だが味わいに関して特筆すべきことはない造り手」というイメージを持つ人もいたが、現在のシャトー・ド・ムルソーは以前とは全く別物であると断言できる。変化のきっかけは、2012年にフランスの著名な資産家であり世界2位の流通企業カルフールの筆頭株主でもあるアレイ・ファミリー直系のオリヴィエ・アレイが新オーナーに就任したことである。彼はその潤沢な資金をもとに大きな改革を行った。まずブシャール・ペール・エ・フィスのCEOを務めたステファン・フォランを、ドメーヌの総指揮をとる新ディレクターに引き入れた。その後、今まで使用していた樽を一掃し、樽メーカーをタランソー、フランソワ・フレール、セガン・モローのみに変更、3年以上経過した樽の使用をやめた。続いてブルゴーニュにまだ3台しかない最新の光学式選果台を導入。「雹害に悩まされた2012年~2014年の各年で使用したところ、驚くほど効果があった。我々の2013ヴィンテージが絶賛されたのは間違いなくこのマシンのおかげだ」とステファンは語る。また、赤ワインの醸造に関してもステンレスタンクとトップキュヴェ用のオークの桶を新調。全て手摘みによって収穫し、コンベヤーを使って慎重にタンクに運ぶようにしたため、過度のフィルタリングが不要となり、わずかな清澄・濾過を行うのみに変更した。こうした醸造工程の徹底的な見直しは全てピノ・ノワールのテクスチャーのためである。なぜなら彼は「いかに優しくブドウに接するか」がワインの質感を決めると考え、ピノ・ノワールにおいてはフレーバーと並び、きめ細かいテクスチャーこそが重要だと確信しているからである。
こうした短期間での品質の向上は見逃されるはずもなく、「2012年以前のワインとは全く別物。目を見張るほどの素晴らしいワインが存在する(WA誌)」、「以前は衰弱していたが、2012年以降赤も白も印象的な品揃え(アラン・メドー)」、「ブルゴーニュの隠れたダークホース(ジャンシス・ロビンソン)」と各評価誌から称賛を受けている。もう一つ忘れてはならないのがシャトー・ド・ムルソーの持つ畑のポテンシャルの高さである。その長い歴史の中では、領地の拡大に伴い優れた畑を手に入れてきた背景があり、現在は北のコルトンから南はピュリニー・モンラッシェまでの計60haを所有。そのうちプルミエクリュとグランクリュが23haと3分の1以上を占めている。ムルソーにおいては特筆すべき1級畑であるシャルムの最大の所有者(4.7ha)であり、その半数以上が特に優れているとされる上部にあるということも見逃せない。「我々は目標とするレベルの半分のところまできた。ネゴシアンはもう相手ではない。我々のライバルはラフォンやルーロたちだ」と語るステファン・フォラン。彼らに肩を並べる日はそう遠くないとWA誌から評されるシャトー・ド・ムルソーの今後に、世界中の注目が集まっている。
〜インポーター資料より〜
ブルゴーニュワインガイド
コート・ド・ニュイ編
シャブリ編